藤田嗣治 《ル・フォーブール》
銅版画 1951年
『魅せられし河』より
"LA RIVIÈRE ENCHANTÉE "
Image 34.8×26
Flame 58.8×47.1
この作品は観光用のパリではない労働と生活のフォーブール、バスティーユの“裏側”のリアルな通りを描いたもの。
藤田にとってここは、モダンなパリの光と影が同時に存在する場所でした。
画面右上はモノクロでわかりづらいですがフランス国旗。
藤田嗣治が晩年に手がけた珠玉の挿絵本『魅せられし河』LA RIVIÈRE ENCHANTÉE。
1951年、藤田嗣治の65歳の誕生日を祝して315部が出版されたこの挿画本で、この作品が対象となって藤田は2度目のレジオン・ドヌール勲章を受章しました。
この”河”というのは、パリのセーヌ川のことではなく街の通りを川に見立ててそこに点在する様々な場所を描いた作品です。
作品を読みながら、また藤田の挿絵を見て街中を川下りをしているような、そんな気分にさせてくれる素敵な作品です。
※参考資料 『FOUJITAが創った本の世界』2024
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